人は争い続ける生き物です
このシーンで足つったからもうどうでもいい
という締め方をしていました
これは本能や習性なんていう人のどうにもならない部分に恐怖なんてのは
身近の恐怖や害と比べれば実に取るに足らないものであり
それを考えるくらいなら
人間はどうすれば足をつらないで快適に過ごせるかと用心するほうが
よっぽど利益であるという心理をついています
実に考えさせられます
そして次のシーン
これはさらに前のシーン
つまりさっき述べたことについてすら
それは取るに足らないもので
何を発言するにも意味はあって
しかし伝わることはないから意味がない
つまり何をするにも意味はあるけれど
結果として何か意味があるかといえば
たとえば足をつってもつらなくても 結果として
どうでもいい
BGMと合わせて そんな無意味な現実に対する恐怖を物語っている訳です
そしてそれのまた次のシーン
これはそんなどうにもならない現実に対する無意味な抵抗を
たとえば人は妄想の中で憎い人を殺すイメージをして行います
ツクーラーはtktkによって行おうとしている
それを嘲笑うための演出だと思われます
そして終に
作者自身の現実に対する以上のことをネタバレ
つまり愚痴が発動するわけです
某ダー恍の偉い人は「理解しちゃいけないものだ」
とおっしゃっていましたがまったくその通りだと思います
俺は「人間失格」を読んで自分はまだ生きていて大丈夫だな
と生きるエネルギーをもらったわけですが
逆の理解をするとすごいネガティブです
人に常に後ろ指さされている様な違和感を覚えた経験はあるでしょうか?
追い詰められた立場に立つと神経質になり
余計に自分を追い詰める結果になります
個人的にですが俺は一日中誰かに悪口を言われていれば幸せだと思います
だって一日のうちで 家族以外が俺の話題を出すことはまずそう無い
つまりリアル空気だってことですが
噂される人は羨ましい
そして最後の締めの急展開
これは輪廻転生の思想に基づいた
来世という逃げ道のあるすばらしさと
しかしまた同じような人生の繰り返しであろうことへの挫折感を
ずばり表現しているわけですね
ものすごい感動を与えてくれる作品です
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